2007年09月21日
「メッキ」じゃ駄目なんですよ!「本気」じゃなきゃ!

昨日、弊社の通信販売のほっこり庵に
こんなお電話を頂いた。

「あ~もしもしお宅 昨日、KBS京都にでてはったでしょ。」
「あの田渕さんの番組私見てましてん。」
「ほんで○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○○○…。」とつづき
お母さんの身の上話が機関銃の様にポンポンでてくる…。
「そやけどな、前のなにテレビショッピングで買った
明太子の切れ子 あれにはショックでしてん…。」
「1万円もだして耳くそほどしか入ってへん!!」
「何がお徳価格や!!!!」
てな具合で話しが20~30分ほど続いた。
ご年配のお母さんは、凄く楽しげにお話しして下さっていた。
イチロウは「うん、うん、とお話しを聞かせて頂いた。」
あなたならどうします?
お母様の身の上話を聞きますか??
20~30分も??
ほんでもって話しは更にエスカレートしお孫さんの話に!!
「うちの孫は自慢でしてね!」
「聞いて下さる。」
「今年ストレートで東大の医学部に合格しましてん。」
「凄いでしょ~~♪ 自慢の孫ですね。」
少し間が空いて
「あ~、ほんま言うたら私の旦那にも自慢の孫を見て欲しかった…。」
「こんなに立派に成長したでと…。」
「………。」
少しの沈黙の間
イチロウは涙があふれた。

「ほんでね、毎日、亡くなった旦那に毎日お茶を入れてあげるの」
「あんまり贅沢できないけどお茶ぐらいはね!」
イチロウとお母さんとは
鼻声で注文のやり取りをしていた。

イチロウが思うに
こういった場面で会社の体制やカラーが分かる様な気がします。
商売をさせて頂いている上で
自分のお客さんがどういうお客さんかを理解している方と
あやふやで何だか分からない??という方では全然違うと思いますね。
多分「たかが1000円や2000円で長話されたら困るな…。」って
思われる方もおられるでしょう。
実際、利益率からしてその一人にかける時間と値段を判断して
行動しなければ生けないのは分かりますが、
イチロウ的には、お客さまのお話を「うん、うん、と聞き入るのです。」
お客さんとお話しをするのは好きですしね。
イチロウは宇治茶を売っているとは思っていないのですよね!
お茶を飲んで頂ける暖かい空間をお届けしている、売っているのです。
大げさに聞こえますが
「家族の絆を深めるキッカケ作りを届けていると思うのです。」
だから電話越しではございますが
「うん、うん」と会話を楽しむ2人はほっこりした空間が生まれたと思います。
それだけでイチロウは嬉しい。
ただそれだけのこと。
なんやかんや言ってもメッキはメッキですよね。
「メッキ」でなく
「本気」でないとお客さまに見透かされてしまいますよね。
最後にお母さんが
「ありがとうね。」
「あんた年は??」
「34歳か~~。」
「若いな~、がんばりや~。」
お電話いただいたお母さん
今日はおおきに ありがとう ございました。
イチロウも顔晴ります。

Posted by イチロウ at
10:58
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